同じ予算によって一戸建て住宅とマンションの購入を比較したときには、土地が必要ない分だけマンションのほうが物件の価格が安く済むと言われています。しかし、マンションの場合では住んでいる間に管理費や、修繕積立費について毎月支払う必要があります。通常の住宅を購入した際においても、メンテナンスを行うための費用は必要になります。マンションの購入とは違って毎月の徴収はありませんが、計画的に長期的な視点を持って積立をしておくことが大切です。
マンションでは建物の修繕やリフォームに関して、一定数の同意が必要になりますので実行されるまでに10年から15年ほどの期間がかかる場合がありますが、一戸建て住宅の場合には予算やライフスタイルに合わせて、メンテナンスの内容や時期を自由に変更できるメリットがあります。土地や建物を所有している人に毎月課税されるものとして、固定資産税があります。木造住宅と比較すると、鉄筋コンクリート造のマンションのほうが耐用年数が長くなりますので、マンションの減価償却期間は47年ですが一戸建ての減価償却期間は22年の設定になります。耐用年数が長いと、その分だけ固定資産税を支払う必要のある期間が長くなると解釈できます。
土地の持ち分がないだけマンションは評価額に占められる建物の割合が大きくなるわけですが、一戸建て住宅の場合では22年を経過したときには建物の価値が無くなると評価されますので、土地に課せられる税金の支払いだけで済みます。ですので、マンションの購入をしたときには47年間の固定資産税を支払う必要がありますが、一戸建て住宅の場合には22年間の支払いとなります。
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